リラクゼーションサロンの集客を改善するために、集客コンサルタントへ相談したものの、思ったような成果が出なかったという店舗経営者は少なくありません。
コンサルタントから提案されたのは、TikTok、Instagram、YouTube、LINE公式アカウントなど、現在よく使われているSNSを運用すること。
言われた通りに動画を撮影し、写真を投稿し、文章を書き、フォロワーを増やそうと努力しても、新規予約にはなかなかつながらないことがあります。
もちろん、TikTokやInstagramなどのSNSが悪いわけではありません。店舗の雰囲気や施術者の人柄を知ってもらうためには役立ちます。
しかし、リラクゼーションサロン、てもみ店、整体院などは、実際に店舗まで来店できる範囲の人を集めなければ売上にならない地域ビジネスです。
全国へ広く露出することと、店舗周辺から新規のお客様が来店することは同じではありません。
地域店舗の条件を考えず、「まずはSNSで露出を増やしましょう」と提案するだけでは、集客コンサルとして十分とはいえない場合があります。
集客コンサルを入れたのに成果が出ない理由
集客コンサルを利用すれば、店舗の状況に合わせて施策を整理し、新規来店につながる方法を具体的に示してもらえると期待するものです。
ところが実際には、次のような一般的な提案だけで終わることがあります。
- Instagramを毎日更新する
- TikTokへ短い動画を投稿する
- フォロワーを増やす
- 施術風景を撮影する
- キャンペーン情報をSNSで告知する
- Googleビジネスプロフィールを更新する
- LINE公式アカウントへ登録してもらう
これらは集客施策の一部ではありますが、どの店舗にも同じように提案できる内容です。
本来の集客コンサルでは、店舗の商圏、現在の顧客、来店経路、施術メニュー、価格、営業時間、競合店舗、スタッフ数、広告へ使える予算などを確認しなければなりません。
そのうえで、何を優先し、どの地域の誰へ、どのような理由で来店してもらうのかを決める必要があります。
流行している媒体を紹介するだけでは、店舗経営者が本当に知りたい「何をすれば新規のお客様が来るのか」という疑問への答えになりません。
TikTokやSNSで露出すれば来店が増えるとは限らない
TikTokでは、一本の動画が多くの人に見られることがあります。Instagramでも、写真やリール動画を通じて店舗を知ってもらえます。
ただし、表示された人の多くが店舗から遠く離れた地域に住んでいれば、再生回数やフォロワー数が増えても来店にはつながりません。
リラクゼーションサロンを利用するために、毎回何時間もかけて遠方から来店する人は多くありません。
実際には、店舗周辺に住んでいる人、近隣で働いている人、日常の移動経路に店舗がある人が、継続的な顧客になりやすいと考えられます。
そのため地域ビジネスでは、単純な露出量だけではなく、次の点を確認する必要があります。
- その情報を見ている人は来店できる地域にいるか
- 店舗の存在を知った後、予約する理由があるか
- 現在感じている悩みと広告内容が合っているか
- 予約方法が分かりやすいか
- 一度の来店だけでなく、再来につながる設計があるか
SNSで何万人に見られることよりも、店舗の近くにいる100人へ、利用する理由を正しく伝える方が、新規来店に近い場合があります。
地域ビジネスなのに商圏を考えないコンサル
リラクゼーションサロンや整体院は、商圏を無視できません。
同じ名古屋市内でも、店舗の立地、交通手段、駐車場、住宅地、事業所、年齢層、生活動線によって、来店しやすい範囲は異なります。
それにもかかわらず、地域条件を確認せず、全国へ向けてSNS投稿を増やすことだけを求めるのであれば、店舗の現実と施策が合っていない可能性があります。
いつか投稿が広く拡散され、たくさんのお客様が来る可能性はあります。
しかし、いつ起きるか分からない拡散を待ちながら、毎日投稿を続けることは、施術や接客を行う小規模店舗にとって大きな負担です。
新規客が必要な地域店舗には、将来の認知施策だけでなく、現在来店できる地域の人へ、店舗情報と利用理由を直接届ける施策が必要です。
リラクゼーションサロンの地域集客にはチラシが使える
地域チラシは、店舗周辺の住宅や事業所へ直接情報を届けられる広告です。
配布する地域を店舗側で選べるため、全国へ無差別に情報を広げるのではなく、実際に来店できる人へ集中して案内できます。
地域チラシには、次のような特徴があります。
- 店舗から来店可能な範囲へ配布できる
- 店舗の存在を知らない近隣住民へ直接届けられる
- 少ない枚数から試せる
- 配布した地域と反応を記録できる
- SNSを利用していない人にも届く
- 季節や顧客の悩みに合わせて内容を変えられる
ただし、チラシを作って配布すれば、必ず反応が得られるわけではありません。
店舗名、営業時間、メニュー、料金、住所だけを並べたチラシでは、受け取った人が「今、この店舗を利用する理由」を感じにくいためです。
地域チラシでは、まず地域の顧客が感じている悩みや辛さから伝えます。
- 仕事が忙しく、休日まで疲れが残っている
- 長時間のデスクワークで身体を休めたい
- 立ち仕事が続き、夕方になると脚が重い
- 家事や育児に追われ、自分のための時間がない
- 最近気持ちに余裕がなく、落ち着ける時間がほしい
身体の違和感だけでなく、仕事、家庭、生活の中で感じている負担まで考え、その悩みに対して店舗を利用する理由を伝えます。
地域チラシで必要なのは、きれいなデザインだけではない
チラシを制作会社へ依頼すると、きれいに整った広告を作ってもらえることがあります。
しかし、デザインが整っていても、顧客の悩み、施術を受ける理由、店舗を選ぶ理由、予約方法が伝わっていなければ、新規来店にはつながりません。
これについては下記のブログ記事として書いて詳細に書いていますので、すごくきれいにスタイリッシュにしたのに全然成果を感じられないという方は下記を参照して下さい。
地域チラシでは、次の内容を一つずつ確認します。
- 今回は誰へ向けて配布するのか
- その人は現在どのような悩みを感じているのか
- なぜ今、施術を受ける必要があるのか
- 施術後にどのような時間や状態を期待できるのか
- 同じ地域の他店ではなく、自店を選ぶ理由は何か
- どの地域へ何枚配布するのか
- どの方法で予約してもらうのか
- 配布後に何を記録し、次回どこを改善するのか
集客コンサルに必要なのは、流行している媒体を紹介することではありません。
店舗が実際に使用する広告を見ながら、顧客心理、商圏、配布地域、訴求内容、予約導線まで具体的に改善することです。
地域チラシで新規集客を続けている「森のありか」様
名古屋市のリラクゼーションサロン「森のありか」様では、2019年から地域チラシと既存顧客向け広告を継続して運用しています。
森のありか様は、勤務先だったマッサージチェーンの破綻を機に独立しました。
施術の経験は十分にありましたが、独立当初は、自分たちで新規のお客様を集める方法が分からない状態でした。
そこで中心施策として行ったのが、店舗周辺へ直接情報を届ける地域チラシです。
広告を作り、内容を添削し、印刷し、地域へ配布し、問い合わせや来店の反応を確認する。この流れを約2か月に1回のペースで継続しています。
森のありか様は、TikTokなどのSNSを積極的に運用して新規集客している店舗ではありません。
SNSは最低限で、気が向いたときに更新する程度です。それでも、地域に合わせて作った新規顧客向けチラシと既存顧客向けの案内を継続し、新規来店とリピートを獲得しています。
これは、一度だけ反応が得られた広告の成功談ではありません。
2019年から現在まで、地域チラシを作り、配布し、反応を確認し、次の広告へ改善してきた継続事例です。
森のありか様が、集客方法が分からない状態から、自分たちで広告とキャンペーンを考えられるようになるまでの経緯を、実践事例PDFにまとめています。
地域チラシで新規集客を続ける「森のありか」様の実践事例PDFを見る
実例ページでは、独立の背景、広告改善、配布、継続運用、結果、店舗に残った集客力まで詳しく紹介しています。
SNSを否定するのではなく、施策の優先順位を決める
地域チラシを勧める理由は、SNSが不要だからではありません。
SNS、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、LINE公式アカウントにも、それぞれ役割があります。
問題は、すべての施策を同時に行おうとして、どれも中途半端になることです。
新規来店が不足している店舗では、まず来店できる地域の人へ直接案内する。その後、チラシを受け取った人が店舗を確認できるように、ホームページやGoogleビジネスプロフィールを整える。来店後は、LINEや既存顧客向けの案内で再来店につなげる。
このように、媒体を単独で考えるのではなく、顧客が店舗を知り、検討し、予約し、再来する流れに合わせて使い分けます。
流行しているからTikTokを始めるのではなく、自店の顧客獲得に必要な施策から順番に実行することが重要です。
コンサルを入れても成果がなかった店舗が確認すべきこと
集客コンサルを利用しても成果が出なかった場合には、次の点を確認してください。
- 店舗の商圏を具体的に確認したか
- 現在の来店経路を確認したか
- 顧客の悩みを具体的に整理したか
- 実際に使用する広告を確認したか
- 何をどの地域へ届けるか決めたか
- 問い合わせ、予約、来店を分けて記録したか
- 施策を行った後の改善方法を示されたか
- 店舗側が継続できる作業量になっていたか
「投稿を続ければ、いつか成果が出ます」という説明だけでは、広告改善の判断ができません。
反応がなければ、対象者、広告内容、配布地域、時期、価格、予約導線などを分け、次回の施策を修正する必要があります。
リラクゼーションサロンの実践型集客コンサル
Nich ideaでは、リラクゼーションサロン、てもみ店、マッサージ店、整体院などが実際に使用する地域チラシと既存顧客向け広告を対象に、地域集客広告・実践添削を行っています。
また、これはNich ideaとしてもサービスとして展開をしようと思っていたものではなく「森のありか様」だけでクローズドにしておこうと思っていたものです。しかし、2019年から集客の理屈を喋りながら行う広告添削会の実践成果が良いものでしたので公開に踏み切りました。
したがって、一般的な集客方法を説明し、TikTokやInstagramの更新を勧めるだけのコンサルではありません。
店舗側が事前に作った広告を使い、その場で次の内容を確認します。
- 広告の対象者
- 顧客が感じている悩み
- ヘッドラインと訴求内容
- 施術を利用する理由
- 店舗を選ぶ理由
- 料金とキャンペーンの見せ方
- 配布する地域と範囲
- 問い合わせから予約までの導線
- 配布後に記録する数値
- 次回広告の改善方法
初めて利用する店舗向けに、1DAY体験添削を用意しています。
- 1DAY体験添削:32,800円(税込)
- 原則3〜5時間
- WEBで全国対応
- 名古屋市周辺は店舗訪問にも対応
- 実際に使用する広告をライブ添削
- 修正理由と顧客心理を解説
- 新しいヘッドラインや広告案を提案
年間実践プランでは、約2か月に1回、年間6回のキャンペーンを実際に動かします。
広告会社へ依頼し続けるのではなく、店舗経営者やスタッフが、自分たちで広告を考え、地域へ届け、反応を確認し、次回へ改善できる状態を目指します。
集客コンサルを入れたもののSNS更新の提案だけで終わった、地域店舗に合った施策を実行したい、自店のチラシを具体的に改善したい方は、サービス内容をご確認ください。